丸尾　聡

２００９年９月、スタジオAR(世田谷区若林)初演。劇団レクラム舎への書き下ろし。 鈴木一功、井上加奈子、中西良太ら出演。
山釣りと渓魚の研究にのめり込み、昭和40年代のツチノコブームの火付役であった、山本素石の著作から多くを引用し、組み立てながら、時には虚実ないまぜに、評伝劇としての要素を持ちながら、自由な世界に遊んだ作品。

登場人物　男６人　女４人　(その他　山の住人など)　四百字原稿用紙換算１３０枚

2011年3月テアトルBONBON（東京都）で初演。震災当日は休演したもののその後公演は継続。2015年1月　座・高円寺１で再演。シャルル・アンリ・サンソンはフランス国王ルイ16世の処刑に関わった。代々、江戸幕府で御様御用(おためしごよう)の役目に就いていた山田浅右衛門。しかし、幕府が倒れ明治の世に、斬首は禁止され絞首へと変わる。そして絞首のボタンを押す現代の死刑執行人、刑務官。共同体の和を著しく乱した存在を消す役割を担う、死刑執行人の姿を描く。

登場人物　男25人　女11人　(ともに二役、三役を含む)　四百字原稿用紙換算214枚