岩井利和

腐女子なるケーチョーフハクな人類を弾圧、殲滅する思想統制が始まった日本。磔刑に滅びた伝説の腐ロテスタントを母に持つ一人娘は、永遠にその火を絶やさぬためヤオイまれな物語を今日も書き続けていた。だが、頼みの綱と信じていた「ある男」が彼女のけなげな信念をある日危険にゆるがせる。絶対的文化擁護をパロディタッチでエンタテインメントに仕上げた。
登場人物 男4人 女2人 上演時間40分

普通に可愛らしいファッションを身につけようとした少女・ミミのお話。でも、普通なんて世間のたくさんの人間が勝手に造り上げた実体のない幻想で、いつも柔らかに「私」を否定する。似合わない、期限切れ、と手足でももぐように排除されてきた少女はある日一足飛びに自分を取り戻そうとした。
登場人物 女4人 上演時間30分

すべての人物が人形を手にし、人形劇のスタイルで演じられる。メインキャラクターは、ふつうの女子大生のリカちゃん。ふつうの女子大生のリカちゃんの三日間は、朝起きて、大学へ行き、帰宅し、友達とおしゃべりし、朝目覚め、ディズニーランドへゆき、帰宅し、友達とおしゃべりし、朝目覚め・・・何の変哲もない明け暮れだ。そんな彼女の振る舞いにかさなって、バックグラウンドでさまざまな情報が流れている。退屈なモーニングショーの音であり、「鬼滅の刃」だったり、いささか緊急の報道番組だったり。世界は多重構造になっているのだ。リカちゃんの生き方について、終演後意見が分かれるかも知れない。
登場人物 リカちゃん その他大勢 上演時間40分

高校一年の九重又裕は今年からギターを始めた。ふとしたことで知り合った二年生の柚木凜久から教授を受けることになる。
柚木は過去にス歌にまつわるトラウマを抱えもう歌うのはやめようと考えていた。
柚木を励まし、文化祭で歌おうと力強く誘う九重。
星のような遠くまで歌は届くのだろうか。歌への祈りと友情と星空が交差する、爽やかにして感動的なヌマンチック青春賛歌。
登場人物 男6人 上演時間30分
